アラカンマン、ものづくりに目覚める!「自分で作れば安上がり?」の落とし穴

防災・備え

10月15日(木)

「世の中、便利になったもんだなあ」

アラカンマンは、インターネットで小さな猫の置物を見ていた。

かわいい。机の上に置いたら楽しそうだ。

しかし、値段を見て少し考え込む。

「うーん。これくらいなら、自分で作れないものかな?」

思いついたら、すぐに調べるのがアラカンマンのよいところ。ところが、検索を始めた途端、見たこともない道具や専門用語が次々と現れた。

その中で目に留まったのが、3Dプリンターだった。

パソコンなどで作った立体データをもとに、材料を少しずつ積み重ねて立体物を作る機械だという。

「ほう! 平らな紙に印刷するだけじゃないのか!」

猫の置物、ペン立て、小物入れ、スマホスタンド。アイデア次第で、身近なものづくりに挑戦できるらしい。

アラカンマンの頭の中では、すでに夢が広がっていた。

「よし、まずは猫の置物だ! 次は便利な小物入れ。それから……」

気がつけば、作りたいもののリストが10個を超えていた。

ところが、ここで冷静な自分が登場する。

「ちょっと待て。機械を買えば、何でも簡単に作れるのか?」

もちろん、そうではない。

立体データを用意したり、材料を選んだり、印刷条件を調整したりする必要がある。機種によって対応する材料や作れるサイズも異なる。材料費だけでなく、機械本体の価格、設置場所、メンテナンスなども考えておきたい。

そして何より、作ったものが必ず市販品より安くなるとは限らない。

「なるほど……。安く買うためというより、作ることそのものを楽しむ機械なんだな」

そう考えると、アラカンマンの気持ちは少し変わった。

既製品を買えば早いものもある。しかし、自分の好きな形や大きさに工夫したり、世界にひとつだけの小物を作ったりできるのは、ものづくりならではの面白さだ。

「よし。まずは何を作りたいか、そこから考えよう!」

ところが、その直後にまた問題が起きた。

猫の置物を作ろうと思ったのに、データを探しているうちに、ロボット、恐竜、宇宙船まで見つけてしまったのだ。

「うわあ、これも作りたい!」

アラカンマンは、買う前からすっかり夢中になっていた。

アラカンマンのひとこと

新しい道具は、スペックだけで選ぶより、「自分は何を作りたいのか」から考えると選びやすい。

3Dプリンターに興味がある人は、対応材料、造形サイズ、操作の難しさ、材料費、設置場所を確認してみよう。

買う前に、作りたいものを3つ書き出してみるのもおすすめだ。

ちなみに、アラカンマンの最初の作品候補は猫の置物。

ただし、本人の頭の中では、すでに宇宙船の設計まで始まっているらしい。

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