アラカン親父、世界のラーメンをすする

防災・備え

8月25日。

今日は「即席ラーメン記念日」らしい。

「らしい」なんて書いたけれど、調べてみたら、これがなかなかすごい日だった。

1958年8月25日。

日清食品の創業者・安藤百福さんが、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売した日なのだ。

つまり、今日でインスタントラーメンの歴史は68年。

68年って……。

アラカン親父の人生と、ほとんど一緒じゃないか。

チキンラーメンが生まれたのは、私が生まれる8年前。

そう考えると、インスタントラーメンというのは、単なる「夜食」ではなく、昭和から令和まで一緒に走ってきた、妙に身近な食べ物なのである。

■昭和の子どもにとって、ラーメンはちょっとしたごちそうだった

昭和40年代。

今みたいにコンビニがどこにでもある時代ではない。

腹が減ったからといって、スマホを取り出して何かを注文するわけでもない。

家に帰れば、母ちゃんが飯を作っている。

それでも、たまに食べるインスタントラーメンは、なんだか特別だった。

鍋にお湯を沸かして、

「今日はラーメンか!」

となる。

卵を落としてもいい。

ネギを入れてもいい。

冷蔵庫に何か残っていれば、それも入れてしまう。

今考えると、インスタントラーメン一袋なのに、子どもにとっては小さな料理だった。

そして忘れられないのが、カップヌードル。

1971年に登場した世界初のカップ麺だ。

当時は袋麺よりずっと高く、カップヌードルは1個100円。

だから、最初から爆発的に売れたわけではない。

そこで日清は、お湯の出る自動販売機まで作ってしまった。

これがまた昭和っぽくていい。

自動販売機でカップヌードルを買う。

お湯が出る。

その場で3分待つ。

そして食べる。

今なら「それだけ?」と思うけれど、当時としてはかなり未来的だった。

実際、お湯の出る専用自販機は全国に広がり、1年間で2万台が設置されたという。

アラカン親父が「カップヌードルの自販機を見た」という記憶。

これは間違いではない。

ただし、私が56歳の頃ではない。

もっとずっと昔、少年時代の記憶だったのだろう。

記憶というものは、年を取ると時間軸まで伸び縮みする。

これもアラカンあるあるである。

■ところで、辛ラーメンはいつから?

インスタントラーメンといえば、日本の日清食品。

もちろん、それは間違いない。

しかし、今のアラカン親父にとって、もう一つ忘れてはいけない存在がある。

そう。

辛ラーメン。

あの赤い袋。

見るだけで、

「辛そう……」

と思う。

そして食べる。

「辛い!」

と言いながら、また食べる。

これが不思議とうまい。

辛ラーメンは日本生まれではない。

韓国の農心が1986年に発売した商品だ。

つまり、チキンラーメンから28年後。

そして2026年の今年、なんと発売40周年になる。

現在では世界100カ国以上で販売されているというから、たいしたものである。

日本のインスタントラーメンが世界へ広がったように、韓国のインスタントラーメンもまた世界へ広がった。

しかも辛ラーメンの武器は、名前の通り「辛さ」。

日本のラーメンとは違う方向から、世界の胃袋をつかんだわけだ。

■実は、インスタントラーメンは「日本の食べ物」ではなくなっている

ここが今日、一番驚いたところ。

世界ラーメン協会によると、2025年のインスタントラーメン世界需要は、

なんと1,242億食。

1,242億食ですよ。

想像できますか?

日本だけで食べていると思ったら大間違い。

世界で食べられている。

しかも消費量の上位を見ると、

1位 中国・香港
2位 インドネシア
3位 インド
4位 ベトナム
5位 日本

となっている。

日本は5位。

「日本発祥だから日本が一番食べている」

というわけではないのだ。

中国・香港だけで年間約433億食。

インドネシア約145億食。

インド約96億食。

ベトナム約82億食。

日本は約60億食。

こうして数字を見ると、インスタントラーメンの本当の主戦場は、やはりアジアなのだろう。

ヨーロッパにももちろんラーメン文化は広がっている。

ただ、需要量で見るとアジアの巨大市場とはまだ大きな差がある。

つまり、

日本で生まれたインスタントラーメンが、アジアの食文化に深く根付いている。

これが現在の姿なのだ。

■同じ「インスタントラーメン」でも国によって全然違う

面白いのはここ。

日本人なら、

「ラーメン=スープと麺」

という感覚がある。

ところが世界ではそうでもない。

インドネシアでは「ミーゴレン」のような汁なし麺が人気。

韓国では辛いスープ。

中国では牛肉や香辛料を使った味。

インドではカレーやマサラ系。

つまりインスタントラーメンは、世界に広がると、その国の味に変化していく。

日本から生まれた技術が、各国の食文化と出会って、それぞれの「ご当地インスタントラーメン」になっている。

そう考えると、袋麺一個でも、なかなか壮大な話なのである。

■アラカン親父は、今夜もラーメンを食べる

さて。

ここまで偉そうに世界のインスタントラーメンについて語ってきたが、

結局のところ、親父が気になるのは、

「今夜、何ラーメン食べようかな」

である。

チキンラーメンにするか。

カップヌードルにするか。

それとも、

「今日はちょっと刺激が欲しいな」

と辛ラーメンにするか。

そして、最近ちょっと気になるのが「水」。

ラーメンそのものだけじゃなく、料理に使う水にこだわる人も増えている。

浄水器を通した水。

ミネラルウォーター。

ウォーターサーバー。

ラーメンなんて、お湯を注ぐだけじゃないかと思っていたけれど、よく考えればスープの大部分は水。

そう考えると、

「水を変えたら、インスタントラーメンの味は変わるのか?」

なんていう実験をしてみるのも面白そうだ。

これはアラカン親父の自由研究として、いつかやってみたい。

■68年間、インスタントラーメンは進化してきた

1958年、チキンラーメン。

1971年、カップヌードル。

1986年、辛ラーメン。

そして2026年。

インスタントラーメンは、もはや「忙しい人の手抜き料理」だけではない。

世界で年間1,200億食以上が食べられる、立派なグローバルフードになっている。

昭和の子どもだったアラカン親父が食べていた一杯のラーメンが、今では世界中の人の腹を満たしている。

そう思うと、ちょっと感慨深い。

さて、今日は8月25日。

即席ラーメン記念日。

せっかくだから今夜は一杯いただくとしますか。

ただし、食べ過ぎには注意。

アラカンの胃袋は、昭和40年代のままではない。

そこだけは、残念ながら進化していないのである。

「いただきます!」

今日のアラカン親父メモ

🍜 世界初のインスタントラーメン
→ チキンラーメン(1958年)

🥣 世界初のカップ麺
→ カップヌードル(1971年)

🌶️ 辛ラーメン
→ 韓国・農心が1986年発売

🌏 2025年の世界インスタントラーメン需要
→ 約1,242億食

🍜 日本の年間需要
→ 約59.5億食

「日本で生まれたラーメンが、世界の食卓へ。」

今日はそんなことを考えながら、ラーメンをすすってみよう。

🛒 今日の「アラカン親父、ちょっと気になるもの」

インスタントラーメンを食べるなら、まずは定番を食べ比べてみるのも面白い。

チキンラーメン、カップヌードル、辛ラーメン……。

そして「水」にこだわってみたい人なら、浄水器やミネラルウォーターも候補。

ラーメンは、麺だけではなくスープ=水でもある。

「いつものラーメンを、いつもの水で作る」

そんな小さな違いを楽しむのも、アラカンの食べ歩きならぬ「家ラーメン歩き」なのかもしれない。

最近のコメント

コメントなし

タイトルとURLをコピーしました