10月22日(木)
日本酒なのに「SAKE」? 親父、横文字にちょっと戸惑う。
日本酒。
米と水、そして杜氏たちの技術が生み出す、日本の食文化を代表する酒のひとつだ。
ところが最近は、海外でも日本酒への関心が高まり、海外の料理と合わせる提案や、外国の人に魅力を伝える取り組みも広がっている。
日本酒が世界へ出ていくのは、うれしいことだ。
ただし、アラカンマンには少し気になることがある。
「日本酒なのに、SAKEと書くのか……」
いや、世界に伝えるための工夫なのはわかる。わかるのだが、長年「冷やで一杯」と言ってきた身としては、ちょっとだけ照れくさい。
昔なら酒屋で「辛口のやつを一本」と言えば、話が通じた。
今は、精米歩合、酵母、酸度、香りのタイプ……。説明を読むと、なんだか理科の授業が始まりそうだ。
「うーむ、酒を買いに来たのに、試験を受ける気分になってきたぞ」
それでも、選ぶ楽しさは増えている。
すっきりした飲み口のもの、米の旨みを感じるもの、香りが華やかなもの。料理に合わせて選んだり、少量を飲み比べたりするのも面白い。
たとえば、魚料理にはどんな酒が合うだろう。鍋料理ならどうだろう。濃い味の料理には、どんなタイプがよいだろう。
正解はひとつではない。自分がおいしいと感じる組み合わせを探せばいい。
ただし、親父にはひとつ問題がある。
説明書きをじっくり読んでいるうちに、何を買いに来たのか忘れてしまうのだ。
「そうだ、日本酒だ! 今日は日本酒を買いに来たんだった!」
危ないところだった。
アラカンマンの親父格言
「横文字が増えても、うまいものはうまい。大切なのは名前より、自分の舌で楽しむことだ」
もちろん、お酒は無理に飲む必要はない。飲む人も、量を控えめにして、自分の体調や体質に合わせることが大切だ。
さて、今夜は何を合わせようか。
……まずは、冷蔵庫に何があるか確認だな!